ロゴマークには、蒸溜所名の頭文字A(AWA)、N(NO)、D(DISTILLERY)を用いて、ウイスキー樽をモチーフにしています。
またA、N、Dには阿波(A)の(N)土成町(D)や造り手とお客様をつなぐANDの意味も含め、徳島を代表するウイスキーに発展していくようにとの願いが込められています。
阿波乃蒸溜所
阿波市土成町に蔵を構え、江戸時代末期より続く酒造蔵の伝承の技をそのままに「日々、新なり」をモットーとした酒造りで多岐にわたる製品をお届けする酒類総合メーカー「日新酒類株式会社」。
阿波の恵まれた自然を活かした数々の銘酒を世に送り出してきた「阿波の酒蔵 太閤酒造場」の一角で、2023年3月より「阿波乃蒸溜所」がウイスキーの製造を開始しました。
仕込み水
仕込み水はミネラルバランスに優れた吉野川の水(中軟水)を使用。原料を吟味し、丁寧な仕込みをする伝統の日本酒造りスピリットを守りながら、私たちはしっかりと熟成感のあるウイスキー原酒を目指します。
酒蔵の敷地内
阿波乃蒸溜所のある土成町は徳島県の北部に位置し、温暖な瀬戸内型気候で豊かな自然をもつ町。さまざまな文化や歴史が息づいています。そんな自然と歴史溢れる土成町で、数々の銘酒を製造してきた「阿波の酒蔵 太閤酒造場」の一角にある酒蔵を蒸溜所にリノベーションし、ウイスキーの製造に挑んでおります。
コンパクトな蒸溜所
阿波乃蒸溜所は麦芽の破砕から蒸溜まで専用設備を整えたコンパクトな蒸溜所です。そのため一つひとつの作業を丁寧に、ウイスキーを造っております。
徳島の温暖な気候と熟成の度合いに味わいが負けないよう、芯のある原酒を造るために、ポットスチルは特注の日本製。重たく、香り高い酒質を目指します。
ポットスチル
ヘッド部分がくびれているものは軽い酒の質。ストレート型だと重い酒の質。さらにその先、「ラインアーム」が長くて上向きだと軽い酒の質。短くて下向きだと重い酒の質になるとされています。
そこで当蒸溜所では国内メーカーに製作を委託し、ヘッド部分はストレートに、ラインアームをやや下向きにして重い酒の質、つまり濃い風味、強い香りになるよう設計しました。
樽熟成
土成町は年間を通じ温暖な気候ながら、夏は暑く冬は寒い、際だった寒暖差があり、熟成も豊かに進みます。換気扇のみで空調管理は一切行っておらず、暖かな阿波の気候を丸ごと樽に染み込ませております。そんな徳島・土成町の気候と風土の貯蔵環境で育てられた“徳島ならではの味”を造るため、全力を尽くします。
ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーが完成するは樽詰めから3年後の2026年。徳島初のウイスキー蒸溜所として、四国でも良いウイスキーができると皆さんにご納得いただけるよう、量よりもまずは品質最優先で取り組んでいます。また徳島県には、多くの魅力がありますので、これを機に地域全体への興味をお持ちいただけたら嬉しいです。