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すだちとは、古くから徳島県の特産物を代表する香酸かんきつ類の果物です。香酸かんきつとは、すっぱいみかんのことを言い、すだちの他にゆず、大分県のカボス、高知県のブシュカン、ユコウ、だいだいなどがあります。すだちは、とてもさわやかな酸味と、すがすがしい香気があり、徳島の食卓を彩る味覚として欠かすことができません。焼き魚、お刺身、うどん、そうめん、冷や奴、漬物、中には味噌汁などなど、あらゆる料理に活用されています。そして、当社のすだち酎をはじめとし、すだち製品が多数開発され、徳島県人にとどまらず、全国のファンに愛されています。 |
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● 特徴
すだちはゆずの近縁種で、徳島県原産の香酸かんきつ類です。ゴルフボールの形にそっくりで、色は濃い緑色をしています。真夏のさなかに涼しさを感じさせるさわやかな香りと、上品ですがすがしい風味が特徴です。
● スダチの花
すだちの花は、右の写真のように、純白でとってもかわいい花です。徳島県の花として指定されています。5月中旬の満開の時期になると、辺り一面が甘い香りに包まれます。その香りに誘われて、アゲハ、ミカドアゲハなどの蝶が吸蜜に訪れます。
● 徳島県全域にあるすだちの木
すだちの主要生産地には、佐那河内村(さなこうちむら)、神山町、上勝町などがあります。昔は、どの家にもすだちの木が植えてあり、それぞれ自家用に使用していました。本格的に栽培が開始されたのは、昭和30年代以降と言われています。
● ハウス栽培・露地栽培
ハウス栽培は、超加温、加温、無加温があり、3月下旬から8月中旬にかけて「生果用」として出荷されます。また露地栽培は、8月下旬から10月中旬までの短期間に収穫され、「生果用」「貯蔵用」「加工用」に分けて出荷されます。
● すだちの歴史
定かではありませんが、大麻町板東にある、大麻比古神社の裏山にすだちの原木があり、それが県下に広がったと言われています。その為か、「大麻山の見える所でないとすだちは育たない。」との言い伝えがあります。また、初めて日本の書物にすだちの名が表れたのが宝永6年(1709年)で、貝原益軒の著「大和本草」に、「リマン」という名称ですだちの説明がなされています。
● 呼び名
スダチバナの短縮語で、日本大辞典言泉等には阿波(現在の徳島県)の方言として、「酸橘」「巣立」「酢立」「酢橘」「酢断」などの漢字があてはめられています。
● 学名
シトラス・スダチ・ホォート(Citrus sudachi Hort)と呼ばれ、大正時代に東京帝国大学農科大学の白井博士が命名しました。
【名称】すだち
【英名】Sudachi
【学名】Citrus sudachi Hort,ex Shirai
【科名】ミカン科 |
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すだちは、ビタミン豊富な健康食品としても有名です。
● 成分特性と効用
徳島県のすだちは、昔から食べると長生きすると伝えられており、県民に愛され続けてきた食品です。爽やかな香りと、すがすがしい風味が料理の味を高め、食欲増進、疲労回復などに高い効果があります。果肉にはビタミンCが豊富で、「リモネン」という成分が含まれています。この「リモネン」が醸し出す香味は、心気を整える効果があります。果汁にはビタミンCとクエン酸、果糖が豊富に含まれ、胃腸を刺激し、消化と吸収を助けます。クエン酸は、利尿作用、穏下作用、浄血作用などがあり、疲労の原因となる物質を取り除き、細胞の新陳代謝を活発にします。また、すだちの皮にはビタミンAが豊富で、この他にもタンパク質、脂質、糖質、繊維、灰分、ビタミンなど多種類の栄養素が含まれています。
● 効能
抗菌免疫 / 抗懐血 / 解毒作用 / 血糖値低下 / 強心利尿 / 血液中のコレステロール低下 / ホルモンの増強 / 脳機能の老化防止
● 香りの効用
すだちの最大の特徴は、何と言ってもその香りにあります。すだちの香気成分は種類が豊富で、量的にも「レモン」を遥かにしのぎます。すだち独特のすがすがしい優雅な香りは、12種類のモノテルペン類の複合香によります。ほかの香酸かんきつ類には全く含まれない2種類のフラポン「スダチチン、デメトキシスタチチン」が発見されており、香気の大きな要因となっています。また、すだちの香りをかぐと不安やイライラの脳波が減るなど、ストレス解消にも大きく役立ちます。 |
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● 香味成分
すだちの香りは果皮に多く含まれていて、成分は多種にわたり、その数ははるかにレモンをしのいでいます。主にα-リモネン(81%)のような12種類のテルペン系炭化水素の複合香であり、α-リモネンは心気を整える効果があります。なかでも「スダチチン」および「デメトキシスダチチン」と呼ばれているすだち特有のフラボノイドがポイントです。このフラボノイドが現在病院等で問題となっている抗生物質耐性菌に対し効果があることが示唆され、現在も研究が進められています。
● すだちの組成成分の機能性
すだちの果皮は濃い緑色で果汁が豊富に含まれています。また香りが強くクエン酸含量が高いという特徴をもち、クエン酸は含まれる酸の95%を占め、果汁にはビタミンCが100g中40〜60mg含まれています。8月中旬〜9月上旬にすだち果汁中の酸含量は最も高く6〜7%を示し、ビタミンCは抗壊免疫作用をもち、クエン酸は、利尿・浄血作用があり、細胞の新陳代謝を活発にします。 すだちの皮については食物繊維・カルシウム・ビタミンA、ビタミンCが多く含まれ健康成分が豊富である。 |
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| 【すだちの成分表(可食部100g当たり)】 |
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エネルギー |
水分 |
たんぱく質 |
脂質 |
炭水化物 |
灰分 |
| 糖質 |
繊維 |
| 果汁 |
19kcal |
92.9g |
0.5g |
0.1g |
6.1g |
0.1g |
0.3g |
| 果皮 |
67kcal |
80.8g |
1.6g |
0.3g |
13.6g |
2.8g |
0.9g |
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無機質 |
| カルシウム |
リン |
鉄 |
ナトリウム |
カリウム |
| 果汁 |
16mg |
11mg |
0.2mg |
1mg |
140mg |
| 果皮 |
150mg |
17mg |
0.4mg |
1mg |
290mg |
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ビタミン |
| A |
B1 |
B2 |
ナイアシン |
C |
| カロチン |
A効力 |
| 果汁 |
0 |
0 |
0.03 |
0.02 |
0.2 |
40 |
| 果皮 |
750 |
420 |
0.04 |
0.09 |
0.5 |
110 |
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